「家具を動かしたら畳がへこんでいた…」
「重いものを置いていたら跡が残った…」

畳を使っていると、気づかないうちにへこみができていることがあります。

小さなへこみなら気にならない方もいますが、

「そのまま放置して大丈夫?」
「元に戻せる?」
「修理が必要?」

と悩む方も少なくありません。

畳は天然素材を使っているため、使い方や環境によって状態が変化します。

この記事では、畳がへこんだ原因や自分で試せる対処法、修理を検討した方がよいケースについて分かりやすく解説します。

畳がへこむ原因とは?

畳がへこむ原因はいくつかあります。

家具の重み

もっとも多いのが、家具による圧力です。

・ベッド
・タンス
・机
・ソファ

などを長期間置いていると、重さが一点に集中し、畳がへこみやすくなります。

特に脚の細い家具ほど圧力が集中しやすく、跡が残ることがあります。

長年の使用による劣化

畳は毎日少しずつ負荷がかかっています。

長年使っていると、

・内部の芯材が弱くなる
・表面が柔らかくなる

など、へこみやすくなることがあります。

畳の寿命は使い方や環境によって異なりますが、一般に10〜20年ほどとされています。

湿気や環境の影響

畳は湿気を吸収しやすい素材です。

湿度が高い環境では畳床(芯材)が水分を吸収し、時間が経つにつれてへたりやすくなります。

カビやダニの発生も劣化を早める要因になるため、湿気対策や定期的な換気が大切です。

小さなへこみなら自分で戻せることも

軽いへこみなら、自宅で試せる方法もあります。

ただし、ここでご紹介する方法は天然のイ草を使用した畳に限ります。樹脂製や木材チップでできた畳には熱や水分を使う方法が使えない場合があるため、事前に畳の素材をご確認ください。

水分とアイロンを使う方法

へこんだ部分に霧吹きで水を2〜3回吹きかけ、5分ほど放置します。

その後、水気をよく絞った濡れタオルをへこみの上に広げ、その上からアイロンをゆっくり当てます。

仕上げに乾拭きをしてから、窓を開けるなど換気をしてしっかり乾かすと、へこみが改善されることがあります。

熱によってイ草の繊維が膨張し、跡が目立ちにくくなる仕組みです。

注意点として、

・アイロンを直接畳に当てない(必ず濡れタオルを間に挟む)
・焦げないよう温度と時間に注意する
・作業後はしっかり乾燥させる

ことが大切です。

ドライヤーを使う方法

霧吹きでへこんだ部分に水を2〜3回吹きかけ、手でなじませます。

その後、ドライヤーの温風を15cmほど離して当てて乾かすと、へこみが改善されることがあります。

アイロンを使うのが不安な方は、まずこちらの方法から試してみてください。

放置しても大丈夫?

小さなへこみなら、すぐ大きな問題になるケースは多くありません。

ただし、

・へこみが深い
・広範囲にある
・畳表が傷んでいる
・ささくれが出ている

このような場合は注意が必要です。

放置すると、見た目だけでなく劣化が進みやすくなることもあります。

こんな症状なら修理も検討

次のような場合は、畳自体の傷みが進んでいる可能性があります。

・何度試しても戻らない
・歩くと沈む感じがある
・畳表が破れている
・変色やカビもある

特に「歩くと沈む」症状は、畳自体だけでなく床下の木材が湿気やシロアリによって腐食しているケースもあります。その場合は畳の補修だけでは改善しないため、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

表面だけでなく内部や床下まで傷んでいるケースでは、補修だけでは対応できないことがあります。

畳をへこみにくくする予防方法

普段から少し工夫するだけで、へこみ予防につながります。

家具の下に保護材を敷く

家具の脚部分に、

・コルク素材のへこみ防止マット
・座卓敷き
・耐震ゴム

を敷くことで、畳への負担を分散できます。ホームセンターや100円ショップでも手に入ります。

定期的に家具の位置を変える

長期間同じ場所に置かないだけでも、へこみの偏りを防ぎやすくなります。

湿気対策をする

定期的に換気をしたり、除湿器を使ったりすることで、湿気による劣化を抑えることができます。

まとめ

畳のへこみは、家具の重さや経年劣化、湿気などが原因で起こることがあります。

軽いへこみなら、

・水分とアイロンを使う方法(天然イ草の畳に限る)
・ドライヤーを使う方法(天然イ草の畳に限る)

で改善する場合もあります。

ただし、

・深くへこんでいる
・歩くと沈む感じがある
・傷みが進んでいる

場合は、床下の構造に問題がある可能性もあるため、無理に対処せず専門業者へ相談することが大切です。

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